電子を含んだイオン反応式について
基本事項
e-は、原子を構成している電子のことです。
① ナトリウムイオンの生成
原子番号11番のナトリウム原子は外側の電子殻の電子(価電子)を
一個失って陽イオンになる。 電子配置はネオンと同じ
② 塩化物イオンの生成
原子番号17番のナトリウム原子は外側の電子殻の電子(価電子)を
一個受け取って陽イオンになる。 電子配置はアルゴンと同じ
この場合、Clは分子Cl2として存在するので
Cl2+2e-→2Cl-
の式となる。
プリント26前半の再掲です。
係数の付け方 ドリル5参照
Na→Na++e-
まず、右上と電子を無視して考える。
Na→Na
次に右上だけを考えてみる。
Na→Na++e-
何もついていないものNaは0とする。
Cl2+2e-→2Cl-
この場合も同じ、まず2を入れる。
Cl2+2e-→2Cl-
それから 右上を合わせる。
Cl2+2e-→2Cl-
H2O2+2H++2e-→2H2O
この場合は、Oを合わせるために,係数2をいれて、次にHを合わせる。
H2O2+2H++2e-→2H2O
H2O2+2H++2e-→2H2O
最後に右上のプラスマイナスを合わせる。
H2O2+2H++2e-→2H2O